糸島半島の東側の付け根部分にある2つの低山、長垂山と今山(今山遺跡)に登ってきました。
生の松原の西の端、博多湾にポコンと突き出た形の小さな山が長垂山です。
麓の踏切のそばには太閤水という泉があります。場所は、唐津街道から線路を渡ってすぐのところ。
朝鮮出兵の際には、名護屋城を訪れる秀吉が茶を点てるために立ち寄ったらしいです。
昔はきれいだったのでしょうが、今はこんな感じでとても飲もうとは思わない状態です。
訪れる人が多ければもう少しはきれいになるのでしょうがね。
太閤水の右側にある石段をを登ると、初夏にはアジサイがきれいらしい長垂寺がひっそりとたたずんでいます。
しかし、意外にしんどいこの石段。
長垂寺は現在は無人になっています。無人なのにこの綺麗さはなんなのでしょうか。
静かな境内は心が和みます。情緒があっていい場所です。
長垂寺観光が終わったら、いったん唐津街道に戻ります。
糸島方面に向けて再び車道を進むと、10分ほどで左手に駐車場のようなものが見えてきました。
長垂山の登山口となる長垂公園に到着です。
公園の入口のところには公園の見取り図も立てられています。ただ、長垂山の山頂の表示はありません。
ちなみに、長垂山の山頂は下の見取り図の観音像より少し先にあります。
左側に回り込むと階段があるらしいので、そちらの方向に進んでみます。
階段がありました。べらぼうに急登です。
展望所はこの階段を登った先にあります(※展望所の写真は撮り忘れてました)。
麓から20分ほどで山頂に到着。しかし山頂は展望ゼロでした。三角点だけあります。
登山道は荒れてもなく歩きやすかったので、そこそこ登る人もいるんでしょう。
いったん下山して近くの今山遺跡に行ってみます。
この奥の山が今山です。100m足らずの山なので散歩がてらに登れる山です。
弥生時代には石斧の生産地だったらしく、案内板も立っています。
今回登った長垂山と今山は今宿駅から歩いて行ける距離なので、ウォーキングと絡めて歩けばそこそこ楽しめると思います。