2013年4月29日月曜日

糸島の超低山 長垂山と今山に登ってみた


糸島半島の東側の付け根部分にある2つの低山、長垂山と今山(今山遺跡)に登ってきました。

生の松原の西の端、博多湾にポコンと突き出た形の小さな山が長垂山です。

麓の踏切のそばには太閤水という泉があります。場所は、唐津街道から線路を渡ってすぐのところ。

朝鮮出兵の際には、名護屋城を訪れる秀吉が茶を点てるために立ち寄ったらしいです。





昔はきれいだったのでしょうが、今はこんな感じでとても飲もうとは思わない状態です。

訪れる人が多ければもう少しはきれいになるのでしょうがね。


太閤水の右側にある石段をを登ると、初夏にはアジサイがきれいらしい長垂寺がひっそりとたたずんでいます。

しかし、意外にしんどいこの石段。





長垂寺は現在は無人になっています。無人なのにこの綺麗さはなんなのでしょうか。

静かな境内は心が和みます。情緒があっていい場所です。




長垂寺観光が終わったら、いったん唐津街道に戻ります。

糸島方面に向けて再び車道を進むと、10分ほどで左手に駐車場のようなものが見えてきました。

長垂山の登山口となる長垂公園に到着です。

公園の入口のところには公園の見取り図も立てられています。ただ、長垂山の山頂の表示はありません。

ちなみに、長垂山の山頂は下の見取り図の観音像より少し先にあります。



左側に回り込むと階段があるらしいので、そちらの方向に進んでみます。

階段がありました。べらぼうに急登です。

展望所はこの階段を登った先にあります(※展望所の写真は撮り忘れてました)。




麓から20分ほどで山頂に到着。しかし山頂は展望ゼロでした。三角点だけあります。

登山道は荒れてもなく歩きやすかったので、そこそこ登る人もいるんでしょう。



いったん下山して近くの今山遺跡に行ってみます。

この奥の山が今山です。100m足らずの山なので散歩がてらに登れる山です。




弥生時代には石斧の生産地だったらしく、案内板も立っています。


今回登った長垂山と今山は今宿駅から歩いて行ける距離なので、ウォーキングと絡めて歩けばそこそこ楽しめると思います。

2013年4月26日金曜日

那珂川町のハイキングスポット 観音山・石割山・ヤンバラ池のプチ縦走


那珂川町と春日市の境界にある観音山と石割山。

ヤンバラ池まで下り、ぐるっと周回するコースをプチ縦走してきました。

スタートは弘法大師も訪れたと伝わる大徳寺。情緒のあるいいお寺です。



最近の陽気で梅の花も5分咲きぐらいです。濃いピンクがきれいです。

意外にも駐車場はがら空きでした。登山者はまったく見当たりません。

お寺の人の気配もないので「本当にここから入るの?」とビクビクしながら境内に進みました。

境内の奥の階段が観音山の登山道につながっています。しかし人の気配がないのが不安。



5分ほど登ると行場のような場所に着きました。夏は涼しそうでいい感じです。



弘法大師が書いたと伝わる梵字もありました。



階段があるのはこの付近まで。この先は登山道になります。道はそこそこ踏まれていて歩きやすいです。10分ほど登山道を上ると観音山の山頂に着きました。

展望はまずまずです。博多南駅がすぐ下に見えます。



観音山の山頂は北側が開けています。遠く福岡市内まで見渡せることができます。下界を歩く人や自転車がミニチュアみたいです。

観音山頂で一服して周回コースの奥に進みます。次の目的地は・・・といってもすぐ近くなのですが、石割山です。

観音山の南側に登山道が伸びているのでさらにその奥の山道に入って行きます。



木漏れ日がすがすがしい縦走路です。

意外にアップダウンがある登山道を進むと分岐がありました。

左に進むと白水大池、右に進むと石割山。周回コースは石割山方面になるので右に進みます。



分岐から10分ほど歩くと石割山頂に到着。

展望は・・・ほぼ観音山と同じです。

さっき挙げた観音山の写真と見比べてもほぼ変わりません。

石割山の方が観音山より標高が少しだけ高いのですが分かりますかね?



最近話題のPM2.5を気にしながら歩いてきましたが、遠くまで見通せるところをみると今日はそんなに飛んでいないみたいです。

石割山を後にして、ヤンバラ池(カンバラ池?)を目指して標高を下げて行きます。

途中でやたらと切り株が捨ててある場所に着きました。なんだろうと思っていたら・・・



ごみ処分場でした。もっとも、匂いはほぼゼロなのでそんなに気にはなりません。



石割山から15分ほど下るとヤンバラ池(カンバラ池?)に到着。

処分場の土砂が侵食してきているので景色はいまいちですが、ここで少し休憩入れました。



ちなみに、ガイドブック(福岡超低山100)では「カンバラ池」となっていますが、登山道の標識には「ヤンバラ池」となっています。どちらが正解なんでしょうか。

カンバラ池(ヤンバラ池?)から少し下ると、もう一つ別のため池に到着しました。



ここから先は樹林に囲まれた林道歩きとなります。

15分ほど林道を歩くと、新幹線車両基地の南側の住宅街に到着しました。

ココがプチ縦走の終点です。



おしまい。

2013年4月24日水曜日

大宰府のお手軽登山スポット 四王寺山(岩屋山と大城山)に登ってきた


少し前になりますが、太宰府市の岩屋山に登ってきました。

このサイトでは、これまで登った低山を記事にしてみようと思います。


初回の今回は、太宰府市にある四王寺山(大城山・岩屋山)の登山日記です。



スタートは太宰府市の大宰府政庁跡。政庁跡を突っ切って市民の森方面に進みます。

登山口から登山道を20分ほど登ると戦国武将の高橋紹運さんの墓がありました。



高橋紹運は戦国期の猛将で、薩摩の島津氏との戦いによりここで将兵と共に討死されたそうです。

今ではのどかなハイキングコースとなっていますが、数百年前はここで壮絶な合戦が繰り広げられていたようです。


高橋紹運墓よりさらに登ると「馬責」というところに着きました。




戦国時代、ここには岩屋城という山城が築かれていたそうです。この馬責という場所は、馬の調練をする場所だったらしいです。こんな山の上に馬を連れてきていたというのが驚きです。

そんなに広い場所ではないような感じですが、昔はそれなりの広さがあったのでしょう。

昔の日本の馬はロバやポニー並みの大きさだったと昔読んだ小説か何かに書いてあったので、そんなに広い場所じゃなくてもよかったのかもしれませんが・・・。

更に登山道を進み、車道を横切って少し登ると岩屋山頂に到着です。



山頂からは大宰府や大野城市が一望できます。春には桜の名所になるらしい岩屋山です。

四王寺山はここから大原山や大城山をぐるりと回る周回コースになっています。時間があるのでもう少し進んでみましょう。

少し逆戻りして焼米ヶ原の方に進み、しばらく歩くと増長天礎石群に到着します。

ここから東に進むと大原山、西に進むと大城山。どっちに進んでもぐるっと一周できるのですが、今日は西の方、大城山に進んでみました。

ちなみに、この増長天礎石群とは蔵が置かれていたときの基礎の部分らしいです。

コンクリートで固めているのは劣化防止のためで当時からこんな感じだったわけではありません。




大城山方面に進むと、〇番札所というのがやたらと出てきます。四国のお遍路さんみたいです。



「33ヶ所石仏」となっているので33ヶ所あるのでしょうね。

遍路しているわけではないのですが、素通りするのも罰当たりなような気がしたので逐一手を合わせてある歩きました。

増長天礎石から30分程度で大城山に到着。しかし展望はゼロ。



山頂はお宮さんになっているのでお参りして下山しました。

ちなみに、大城山の少し手前あたりに展望が利くところがあります。